昔のインテリアのお話 3
ルネッサンス(15世紀~16世紀)。
ルネッサンスは、キリスト教会と封建領主の支配体制から脱した近代生活を目指し、文化の面ばかりではなく、政治、経済、生活様式など、人間を尊重したギリシアやローマの古典文化復興を目指して展開された改革運動時代です。
イタリアのフィレンツェを中心に始まり、富豪や貴族たちが、文化・芸術・建築などに理解のあるパトロンとして推進力となって、パラッツォとよぶ古典建築様式を取り入れた大邸宅などを建築し、華やかな社交生活をしていました。
室内は大理石、フレスコ画、象眼などの豪華な装飾をしていました。
家具は建築を縮小したものと考えられ、彫刻や象眼の発達と、つづれ織りやビロードなど高級織物の生産が装飾に影響を与えました。
この様式は十五世紀後期にフランス、十六世紀前期にドイツ、十六世紀後期にイギリスへと移入され、それぞれの国の文化や民族性、生活様式などと融合しながら発展していきました。
イタリアでは、つづれ織りやビロードの壁掛け、じゅうたんの使用、ビロードの椅子張り、壁鏡などを用い、シンメトリーに家具の配置がなされていました。
フランスでは、イタリアの芸術家たちの協力を得て、フォンテンブロー宮や、ルーブル宮を建造し、華麗な室内装飾が施され、王侯、貴族の高度な趣味や生活に合うような家具が求められました。
家具装飾のモチーフには渦巻き模様、人物像の飾り柱、花輪、貝殼などを使った彫刻装飾がされていました。